思い出のカレーライス。

今もカレーライスを食べる時は必ず思い出す。

あの店の、思い出のカレーライスを。

お世辞にも「驚くほど美味しい」ってワケじゃないし、
かといって「驚くほど安い」ってワケでもない。

普通のカレーライス。
そう。どこにでもあるカレーライス。

 

 

どうも。おはようございます。
パケマツ広報部のオオタマサノリです。
今日もありがとうございます。

 

 

かつて、九州・福岡で一年間もの間単身赴任していた頃。

当時、私は飲食店に対しての販促支援、コンサルの仕事をしていたのですが、
そこで出会ったとある飲食店で起こった思い出の話です。

 

 

俺の作るカレーは世界一美味いんだから

福岡市内にある、とあるカレー屋さん。
特に何の変哲もない、いわゆる普通のカレー専門店だ。

店主は私より少し年上で、少しヤンチャそうなお兄ちゃん。
見た目通りで口は悪いんだけど、でも根はすごく良い人。

初めて会った日にこう言われた。

俺の作るカレーは世界一美味いんだから!

 

って。

 


(写真はイメージです)

 

聞くところによると、十数年にわたり料理の修行を積み重ね、
とある有名ホテルで料理長まで経験した彼。

お店で使用している素材は、いずれも国産のお米から、無農薬の野菜に、
そしてすべて国産の材料を仕入れているのだとか。

 

だから、俺が作るカレーは世界一美味いんだ

 

って。

確かな腕に、確かな経験、そして確かな素材。
そりゃあ間違いなく美味いだろうよ。。。

でもね、、、

 

 

伝わらなければ意味がない

彼の口癖はこうだ。

ま、一度食べてみたら分かるから!

 

って。

 

良いものを提供しているのは分かる。

でも、彼に圧倒的に足りていないものは、
その「良いもの」を「良いものである」伝える術だったのだ。

 

一度食べてみたら分かる

 

じゃあ、どうやってお店に来てもらえるようにする?
じゃあ、どうやって食べてもらえるようにする?

伝えども伝えども、伝わらなければ意味がない。

伝わらなければ、存在しないのと同じなのである。

 

 

伝える術、伝わる術を徹底的に教えてあげた

幸いにも「もっと売れたい」という向上心があった彼は、
私の話を素直に、そして前向きに聞いてくれた。

メニューの構成から、単価設定、そしてSNSの使い方まで。
時には朝から晩まで私がお店の中に入り浸ることもあった。

伝える術、伝わる術、私なりに徹底的に教えてあげた。

みるみるうちに一人、二人とファンが増え、気付いたころには繁盛店になっていった。

 

 

いつしか福岡で人気のカレー専門店になった彼。

そんな今でも彼とは交流がある。
いまだにお店の経営のことや、広告宣伝のことで相談を受ける。

伝わらないと意味がないっすからねー

 

いつしか彼の口癖になった。