センター試験の日になぜ雪が降るのか?

受験生のみなさま。そして受験生をお子さんに持つ親御さま。

いよいよこの日がやってきました。

 

どうも。おはようございます。
パケマツ広報部のオオタマサノリです。
今日もありがとうございます。

 

今日と明日は大学入試センター試験。

私も13年前のあの日を思い出します。

試験会場は徳島文理大学。雪は降りませんでしたが、寒かったのを覚えています。

 

 

そう。センター試験の日って雪が降ることが多い と思いませんか?

これってホントなんでしょうか。検証してみました。

 

 

センター試験の日時は毎年同じで、

1月13日以降の最初の土曜日・日曜日

と決まっています。(1991年は除く)

 

 

気象庁のホームページから、実際にセンター試験当日に雪が多いのかを調べてみた。

検証内容は、過去の東京の降雪日とセンター試験の実施日を照らし合わせ、
センター試験が開始された1990年から、昨年2017年までの計28年分の天気を調べるというもの。

 

●センター試験当日に降雪

1991年 1月12日 雪(積雪なし)

2001年 1月20日 雪(積雪 2cm)

2004年 1月17日・18日 雪(積雪なし)

2006年 1月21日 雪(積雪 9cm)

2014年 1月19日 雪(積雪なし)

2017年 1月14日 雪(積雪なし)

と、いうことで、28回中6回ということで・・・これは多いんでしょうか?

 

●ちなみに雪の影響は当日だけではなく、、、

1994年 1月14日[前日] 雪(積雪 1cm)

1998年 1月15日[前々日] 雪(積雪 16cm)

と、いうことで、前日や前々日を含めても28回中8回。

これは本当に多いと言えるんでしょうか?

 

よくある声が「1週間ずらしたら?」というご意見。

●もしセンター試験が1週間ずれていたら?

1990年 1月20日[1週間後] 雪(積雪なし)

1993年 1月23日・24日[1週間後] 雪(積雪なし)

1996年 1月20日[1週間後] 雪(積雪 2cm)

1997年 1月25日[1週間後] 雪(積雪なし)

2001年 1月27日[1週間後] 雪(積雪 8cm)

2002年 1月26日[1週間後] 雪(積雪なし)

2005年 1月23日[1週間後] 雪(積雪なし)

2009年 1月24日[1週間後] 雪(積雪なし)

2012年 1月21日[1週間後] 雪(積雪なし)

1週間ずらすと、28回中9回と、余計に増えていることが判明。

と考えると、決して「センター試験当日が雪である割合が高い」ということは証明できないですね。

 

 

 

ではなぜ「センター試験当日は雪」というイメージがあるのか?

 

 

1.マスコミによる過剰報道

東京都心など太平洋側の平野部でも積雪の可能性がある。
同庁は「2~3年に1度の規模」と局地的な大雪を警戒している。
(2018年1月13日 日本経済新聞 電子版)

日本海側、大雪続く 平年の11倍も 大学入試センター試験初日の13日も大雪に警戒を
雪や路面凍結による交通障害、雪崩への警戒を呼び掛けた。
(2018年1月12日 産経新聞 電子版)

 

仮に自分の住んでいる地域と違う地域であったとしても、
「センター試験に雪」という過剰報道を目にすることが増え、イメージとして刷り込まれる。

 

 

2.エピソード記憶

人間の脳科学的に、物事を記憶する「陳述記憶(頭で覚える記憶)」の中に
「エピソード記憶」「意味記憶」があるわけですが、、、

受験で記憶した勉強内容を「意味記憶」とするならば、
センター試験に雪が降ったことは「エピソード記憶」となるのです。

「エピソード記憶」「意味記憶」よりも忘れにくいと言われているうえに、
東京で雪が降るという珍しい事象の方が「エピソード記憶」としての強度が増すのです。

なので、雪が降っていなくとも、記憶の誤変換「エピソード記憶」が働くのですね。

 

 

3.確証バイアス

上の「記憶の誤変換」で生まれた現象。

つまり、勝手な先入観に基づいて観察し、都合のいい情報だけを集めて、
さらに先入観を補強するという現象である。

例えば

「B型=気分屋」という先入観を持っていると、
10人のB型の人と接したとしても、たった2人の気分屋ばかりが目に入る。

つまり、勝手な思い込みが強くなる人間の傾向ってヤツです。

 

 

 

いずれにしても、「センター試験当日は雪」というのは、あくまでも思い込みですが、

それにしても、こんなにも凍てつくほどクソ寒く、
雪が降るかもしれないこんな時期にセンター試験をやるなんて、
移りゆく四季がはっきりしていて、学校が4月はじまりだという我が国の宿命なんでしょうね。